カブの恩返し
先日、会社の帰りにアンダーパス内で立ち往生しているカブ90が居た。
見れば、若い女の娘がキックしまくっている。
結構交通量の多いところなので、大変危険である。
K75を後ろに停めて声を掛けた。
私:「どうしたの? エンスト??」
娘:「ガス欠みたいなんですよ。 急いでいるので困ってるんです」
二十代前半であろう彼女は、キックを続けていたせいで汗だくである。それに半ベソ状態だ。
私:「予備タンクに切り替えたら?」
娘:「予備タンクってなんですか???」
どうやら予備タンクの存在を知らないらしい。
しかし、ガソリンコックを覗き込んだら、なんとonとoffしかない。
カブはいつからそんなになったのだ?
しょーがない、めんどうみてやるか。
タンクキャップを外して覗いてみると、ガソリンのンの字も残っていない。
車体を揺すってもガソリンの入ってる音がしないし、フュエルメーターはEを振り切っている。
つまりスッカラカンである。
ガソリンスタンドまではかなり遠いし、押して歩こうにも、アンダーパスの一番下った部分で止まってしまっているので、前にも後ろにも行けない。ん~、困ったなぁ…
んじゃ、K75のガソリンを分けてあげよう。
しかし、どうやって???
そうだ!
インジェクションのK75はフュエルパイプが露出しているから、それを外してガソリンを出そう。

左側にあるゴムホースがそれである。するすると車載工具からドライバーを取り出して、クランプを緩めてホースを外す。イグニッションをONにすれば、フュエルポンプが稼動してガソリンが出てくるという寸法である。
私:「なんか容器ある?ペットボトルとか?」
娘:「ペットボトルは持ってないけど、コレならあります」
差し出されたのは、こんな歯ブラシのケース(爆)。

上等上等、容器の形状をしていれば何でもイイです(笑)。
サクサクっとガソリンを抜いて、カブのタンクに3杯入れた。
手際のよさに、不審に思ったのか
娘:「あの~、一体何をやってる方なんですか?」
私:「え~、実は窃盗団のカシラで…(笑) ウソウソ、フツーのサラリーマンですよ」
娘:「あまりに手際が良いので、何をやってる方なのか不思議に思います(笑)」
私:「三十数年もバイクに乗ってれば、色んな場面に遭遇するんでね」
カブは数回のキックで難なく目覚めた。
K75を復旧し、工具を片付けていると
娘:「有難うございます。あの~、おいくらですか? お金払います」
私:「要りませんよ。 困ったときはお互い様です」
娘:「助けていただいたのに、それじゃ申し訳なさ過ぎて…」
私:「いいんですよ、そんなことよりすぐにガソリン入れてくださいね」
娘:「せめてお名前だけでも…」
私:「名乗るほどの者ではございません」(←かっこい~)←自分で言うな(爆)
娘:「それじゃ気が済みませんよ」
私:「いーっていーって」
どうしてもと懇願するので、仕方なく(ホントだぞ)会社の名刺をあげた。
その場で別れて、私は帰宅の途についた。
果たして彼女はガソリンを入れて無事着いたであろうか?
そんなことをすっかり忘れていたのだが、今日、会社に私宛の小包が届いた。
送り主は見覚えの無い名前と住所である。女性の名前だ。一体誰なんだろう??
胸に手を当ててよ~く揉んで考えてみてもわからん。
おそらく爆発物ではないようだ(笑)が、一体全体、何なんだろう?…
認知してくださいとか?(爆)
開封したら謎が解けた。
送り主は、先日のカブガス欠のあの女の娘である。

高級ラスクに丁寧な礼状が添えられていた。
こう云うことをされるのは存外の喜びである。嬉しかった[m:46]。
それにしても、きちんとしたいい娘である。
きっといいお嫁さんになれるでしょうね。




見れば、若い女の娘がキックしまくっている。
結構交通量の多いところなので、大変危険である。
K75を後ろに停めて声を掛けた。
私:「どうしたの? エンスト??」
娘:「ガス欠みたいなんですよ。 急いでいるので困ってるんです」
二十代前半であろう彼女は、キックを続けていたせいで汗だくである。それに半ベソ状態だ。
私:「予備タンクに切り替えたら?」
娘:「予備タンクってなんですか???」
どうやら予備タンクの存在を知らないらしい。
しかし、ガソリンコックを覗き込んだら、なんとonとoffしかない。
カブはいつからそんなになったのだ?
しょーがない、めんどうみてやるか。
タンクキャップを外して覗いてみると、ガソリンのンの字も残っていない。
車体を揺すってもガソリンの入ってる音がしないし、フュエルメーターはEを振り切っている。
つまりスッカラカンである。
ガソリンスタンドまではかなり遠いし、押して歩こうにも、アンダーパスの一番下った部分で止まってしまっているので、前にも後ろにも行けない。ん~、困ったなぁ…
んじゃ、K75のガソリンを分けてあげよう。
しかし、どうやって???
そうだ!
インジェクションのK75はフュエルパイプが露出しているから、それを外してガソリンを出そう。

左側にあるゴムホースがそれである。するすると車載工具からドライバーを取り出して、クランプを緩めてホースを外す。イグニッションをONにすれば、フュエルポンプが稼動してガソリンが出てくるという寸法である。
私:「なんか容器ある?ペットボトルとか?」
娘:「ペットボトルは持ってないけど、コレならあります」
差し出されたのは、こんな歯ブラシのケース(爆)。

上等上等、容器の形状をしていれば何でもイイです(笑)。
サクサクっとガソリンを抜いて、カブのタンクに3杯入れた。
手際のよさに、不審に思ったのか
娘:「あの~、一体何をやってる方なんですか?」
私:「え~、実は窃盗団のカシラで…(笑) ウソウソ、フツーのサラリーマンですよ」
娘:「あまりに手際が良いので、何をやってる方なのか不思議に思います(笑)」
私:「三十数年もバイクに乗ってれば、色んな場面に遭遇するんでね」
カブは数回のキックで難なく目覚めた。
K75を復旧し、工具を片付けていると
娘:「有難うございます。あの~、おいくらですか? お金払います」
私:「要りませんよ。 困ったときはお互い様です」
娘:「助けていただいたのに、それじゃ申し訳なさ過ぎて…」
私:「いいんですよ、そんなことよりすぐにガソリン入れてくださいね」
娘:「せめてお名前だけでも…」
私:「名乗るほどの者ではございません」(←かっこい~)←自分で言うな(爆)
娘:「それじゃ気が済みませんよ」
私:「いーっていーって」
どうしてもと懇願するので、仕方なく(ホントだぞ)会社の名刺をあげた。
その場で別れて、私は帰宅の途についた。
果たして彼女はガソリンを入れて無事着いたであろうか?
そんなことをすっかり忘れていたのだが、今日、会社に私宛の小包が届いた。
送り主は見覚えの無い名前と住所である。女性の名前だ。一体誰なんだろう??
胸に手を当ててよ~く
おそらく爆発物ではないようだ(笑)が、一体全体、何なんだろう?…
認知してくださいとか?(爆)
開封したら謎が解けた。
送り主は、先日のカブガス欠のあの女の娘である。

高級ラスクに丁寧な礼状が添えられていた。
こう云うことをされるのは存外の喜びである。嬉しかった[m:46]。
それにしても、きちんとしたいい娘である。
きっといいお嫁さんになれるでしょうね。
# by gauloi_taichou | 2010-08-05 23:02 | 車/バイク | Comments(4)




















