左足ブレーキ派
2008年 02月 20日
なぜかって、そのほうがラクだから。しかも、踏み替えを伴う空走距離が短くなるメリットもある。ペダルの踏み替えが無いので、クルマはピッチング(前後方向の揺れ)しない。同乗者を酔わせる一番の原因は、このピッチングにあるのだ。MT(バイクじゃないよ)の車でも、減速用に左足ブレーキを使うことがある。
ポール・フレール先生著の『新ハイスピード・ドライビング』でも、左足ブレーキを推奨している。その弟子の小林彰太郎(元CG誌編集長)先生も、もちろん推奨している。
※PF先生は、2/23にお亡くなりなられました。ご冥福をお祈りします。
これを読んでいる貴方はどうですか?
左足で踏めますか?足は2本あるんだから、左足も使ってあげましょうよ(笑)。使わないとボケちゃいますよ(笑)
要は『慣れ』の問題であるから、どなたでも練習すれば出来るようになると思います。
最初は、クローズドの場所を選び、極低速でやってみてください。最初はかなり違和感があると思います。というよりは、カックン(笑)ブレーキをやってしまうかもしれませんね。
私はすぐに出来ました。
以前は、カートをやってたし、古いバイクの、メグロやイギリス車(ヴェロセットやマチレスやノートン)や、イタリア車(モトモリーニやモトグッツィやアグスタやドゥカティ)などに乗ってたこともあり、左足ブレーキにはもともと違和感も抵抗も無い。
愛車のエグザンティアは、アクセルペダルから足を離すと、いい具合にエンブレが利く。だから、停止するとき以外は、ほとんどブレーキを使わない。ブレーキパッドは6万キロ(←欧州車では驚異的な距離)くらい持つ。ちなみに、アクセルも1~2cm位しか踏まない。
ウチのエグはLHDなので、左足の置き場にも困らないし、ハイドロニューマテック独特の踏み代がほとんど無いブレーキだから、左足の仕事量も少ない。ハイドロニューマティックのブレーキはスイッチと同じだから、微調整は『踏む強さ』である。踏み代ではないのだ。
この2台↓は、左が現役、右が先代です。
『踏み代』で利く昔の車や、ホン○車特有の「深い」ブレーキは恐怖だ。
昔のAT車は、ブレーキペダルがかなり横長だった。あれは、右足でも左足でも踏めるように設計されていると理解したい。ところが、最近のAT車は、ブレーキペダル自体が小さくなってきていますね。乗用車はまだマシですが、最悪なのは、軽自動車を含む1BOXやバントラックのブレーキペダル。ペダル自体が小さいし、ステアリングシャフトがブレーキペダルの左側を通っており、物理的に左足では踏めない設計になってる。これが凄く違和感あるんだよなぁ。この間、日産キャラバンで、とっさのブレーキが踏めなくて、慌てて右足で踏んで事なきを得た。
海外の教習所では、左足ブレーキを推奨してるという。日本ではそんな話聞きませんね。
AT限定の免許があるんだから、教習所で教えればいいのに。そうすれば、アクセルとブレーキの踏み間違いで暴走してしまうようなAT車特有の事故は避けられると思う。
左足ブレーキを推奨いたします。
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