ゴロワ隊長です。 バイクとシトロエン・エグザンティアを中心とした、バイクと車のブログ  たまには映画やカメラや食べ物のことも書きます  感じたことを何でもコメント書き込んでくださいね!!


by gauloi_taichou
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ヤマハAS1-D

一番所有歴の長いバイクは、1967年製のヤマハAS1-Dである。67年製だから、もう42年も前のバイクだ。
入手したのは、二十代前半の頃。所沢のマニア、M氏から不動車の状態で手に入れた。もう私の人生の半分の付き合いである。

エンジンは油まみれであったが、キックは降りた。幸いなことに欠品等は無かった。
タンクにガソリンを入れ、当時所有していたRZ250のバッテリー(型番12N5.5-3Bで、なんとRZとAS1は同サイズ)を繋いでキックしただけでエンジンは掛かった。嬉しくて、ノーヘル・サンダル履きのままで近所を走り回った(笑)。

名車AT90から発展した空冷2ストローク2気筒5ポートピストンバルブのエンジンは、本当に気持ちよく吹け上がる。エンジン腰下は、モジュール方式を採用し、90ccから200ccをカバーする仕組みであった。見た目のバランスは125ccくらいが一番良いような気がする。この後、AS2AX125RD125となった。AX125は、レーサーTA125のベースになったくらいだから、もともと素性の良いエンジンであるといえる。


1967年  ヤマハスポーツ  AS1-D  型式名183
全長1,855ミリ 全幅555ミリ(一文字ハンドル装着) 全高98ミリ(ミラーを除く) 軸間1,200ミリ 車重98kg ダイヤモンドフレーム 空冷2ストローク2気筒ピストンバルブ ボア・ストローク43.0×43.0 124cc 圧縮比7.0 最高出力15.0ps/8,500rpm 最大トルク1.05kgm/5,000rpm 最高速130km/h 始動キック バッテリー点火 前進5速リターン 前テレスコピック 後スイングアーム タイヤ前2.50-18 後2.75-18 価格137.000円。






車名の『A』は、125ccを表す。『』はロードスポーツ、『』は初期型の意味。車名末尾の『D』は、デラックスのことらしい。このDがスポーツモデルで、アップマフラー・ノビータイヤ装着のスクランブラータイプAS1-Cと、2馬力デチューンで5速ロータリー(!)の実用車AS1-カスタムも存在した。惜しむらくは、AS1にはタコメーターが付かない。後期のAS2には待望のタコメーターが付いたが、スタイルはAS1のほうが端正である(断言)。ちなみに、私のAS1のフレームナンバーは、AS1-0069××であり、まだ4桁であることから、初期ロットと思われる。この後、HS1(音は良かったが、走りが伴わない)も、RD125(性能はほとんど変わらずだが、重いのとカッコがイマイチ)も、マランカ(ヤマハAX125のコピー、カッコはサイコーだったが、振動が物凄いのとよく壊れた)も乗っていたが、なんといってもAS1が一番楽しかった。


ヤマハのバイク豆知識
ヤマハは伝統的に、カテゴリーと排気量をアルファベットで表記してきた。したがって、原則として車名には排気量表記がない(60年代後半まで)。車名後に付くのは、型の番号をアラビア数字で表記。1は初期型。以後後継モデルとなる。

●排気量別区分(カテゴリー区分の前に付く)
A=125cc  B=135cc  C=175cc~200cc  D=250cc  E=260cc  F=50cc  G=75cc  H=90cc  J=60cc  K=80cc  L=100cc  M=305cc  R=350cc  X=650cc  etc

●カテゴリー別区分1(原則として排気量区分の前に付く)
Y=ヤマハ(これは60年代前半までは、モデル名の頭に付いた)
T・R=レーサー
Y・M=オフロードレーサー
T=ツイン
etc

●カテゴリー別区分2(原則として排気量区分の後に付く)
S=ロードスポーツ(60年代まで 一部スクーターもSだった)
X=ロードスポーツ(70年代前半から)
C=スクランブラー
B=ビジネス
T=トレール(67年から。それまではツーリングモデルを指す)
M=モペッド
U=(Mからの発展型実用車=メイト)
etc

1955年創業のときからこのアルファベットの組み合わせを車名に使ってきたが、70年代前半に入ると、バイクの車種とカテゴリーが増えて、このアルファベットにも整合性がなくなり、破綻をきたす事になった(笑)。以後は皆さんもご存知のとおりです。



AS1は、この年式とは思えないアツい走りが出来る。排気音は金属的で、いかにも高性能な感じがする。実際にもローギアではフロントアップするほどだ。街中ではどのギアでも全開出来る(笑)。ところがどっこい、渦巻きホーンはのどかな音がする。ポーっと笑っちゃうくらいのどかなので、このバイクにシャレでチャリンコベルを着けたのが最初なのだ。ウケが良かったので、それ以来、私の所有車にはみんなチャリンコベルが着いてる(笑)。

GKによるデザインがいい。オイルタンクの丸さとガソリンタンク直線が調和している。ハンドルポストのフリクション式ステアリングダンパーダイヤルと、茶筒のようなエアクリーナーケースが一番のお気に入り。60年代後半のバイクはみんなカッコいいけど、AS1は特別カッコイイ!

下の3枚の画像は拾いです。ヤフオクや「みちのく旧車ミーティング」から拾いました。
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画像のように、ハンドルはオリジナルのアップタイプ。塗色も黒/白のツートーンで、実用車然としたところがなんとも気に入らなかった。白色部分は、実はパールホワイトとお洒落なのだが、黒との組み合わせはパールの輝きが活かせないような気がしていた。

しばらくはそのまま乗っていた。とりあえずハンドルだけは、肩幅くらいしかないGR80の一文字にした。パーツナンバーで調べてみたら、183で始まるAS1-Dの純正であった。ハンドルは三種類あり、アップタイプ・スクランブラータイプ・一文字があった。ワイヤー類もそれにあわせてフィーチャーされており、一文字ハンドルに合わせた短めのものにした。スポーツを名乗るなら、一文字ハンドルが本来の姿だと思う。

ある日、倒されてタンクやフェンダーが凹んでしまった。
それを機に塗り替えることにした。ついでだから全バラしてフルレストアしてしまうことにした。
塗り替えた色は、AE70カローラLBの紺色。タンクの白色はオリジナルの良さを活かして、ピンクパールにした。タンク側面カバーの周りのグルリにもパールホワイトでラインを入れた。幸いメッキ部分は綺麗だったので、磨くだけにした。
エンジンもO/Hした。不具合は特に無かったが、主要なベアリング類はすべて交換した。
脚周りは、クラシカルなミシュランM38S、それに大好きなDID製H型リム。ついでだからホンダCB250Exのツーリーディングブレーキに換装して強化を図った。ブレーキパネルがオリジナルと反対方向になるので、アルミできちんとしたステーを造ってやった。おかげで強力な効き味を示すようになったが、余りに効き過ぎる(笑)ので、Fフォークが負けてしまう(笑)。調整で少しだけ効き味を落としてある。右足のふくらはぎに当たるキックペダルは、RX80のものに換装。クランクケースカバーのカーブと合って、まるで違和感が無い。これは大正解だった。
灯火類は市販の小ぶりなものにした。ヘッドライトだけは、こだわって仏マルシャルを奢った。四輪用の4灯外側用である。H4バルブが入っているのでかなり明るい。イエローカバー付きバルブを入れて、仏車のイメージ(笑)。マルシャルはレンズカットが素晴らしい。身分不相応に大きいバッテリーが付いている(セル付きを想定してあるとのことだ)ので、こういうことが可能であるのが嬉しい。フロントフォークカバーのメッキとシート張替えだけは外注に出した。それ以外はすべて自分でやった。いい勉強になった。
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これで浅間ミーティングに3回は行ったな。125だから全部下道。大きな排気量のバイクと一緒に走ってもヒケを取らなかった。コンクール・デレガンスに出展して、賞を貰ったりした。これが中沖さんの目に留まり、『鉄と心とふれあいと』に載った。手元にある人は読んでみてください。
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レストアしてからは良く走りに行った。旧車のイベントにもよく参加した。軽い車体・鋭い加速・良く効くブレーキで、奥多摩では無敵でしたね(爆)。これより新しいRD125と同等の走りを見せる。RDの方が1PS上だが、車体が軽い分速さは変わらない。愛弟子のRD125と一緒に走ったときは、加速も減速も変速も、坂で失速するときも、まったくタイミングが同じだったので、可笑しくて仕方がなかった(笑)。箱根にも何回か行ったな~。椿ライン登りでV-MAXをアオって遊んでた(笑)。ある日、某峠でVFR400を追い回して(←やめなさいってば)いたら、エンジンを焼きつかせてしまった。今は0.25オーバーサイズのピストンが入っている。

何せ旧いバイクだから常用するわけにも行かず、セカンドバイクとしていたが、乗らない機会の方が増えてしまい、浅間記念館のほうにしばらく展示することになった。↓浅間記念館に搬入したときの嬉しそうな写真(笑)。
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数年間展示して、記念館から戻ってきたら、キャブのフロートがパンクしてた(泣)。幸い、浅間の仲間からキャブをゲットしたが、いまだに交換していない。ナンバーにある自賠責のステッカーを見たら、平成11年12月だと(笑)。それ以来乗っていない事になる。

昨年のアサマで、ガソリンタンク側面のボード新品を入手した。パールホワイトが綺麗でしょ。
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離婚してから、置き場所とお金に困って、しばらく茅ヶ崎のドリーム堂に委託展示していたが、結局売れなかった。もともと売る気はなかったので、売れずに良かった(笑)。
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売れないバイクを、いつまでも置いておく訳にも行かない。年始には手元に戻って来ることになった。

戻ってきたは良いが、ウチには、MT-01とトライアンフTR65とヴェスパP200Eがあり、流石にもうそれ以上置けないので、これを機に室内保管することにした。
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綺麗に洗車して、プレクサスで磨き上げ、いまではPCの隣に鎮座しています。再び我が家の箱入りムスメになりました(笑)。部屋に入れてみたら、意外な大きさにびっくりした。小さいように見えても、原付よりはやっぱ大きいなぁ(笑)。

ためしにバッテリーを充電してみたが、流石にダメだった(笑)。
タンクのエンブレムも反って来てしまっている。もうパーツはほとんど出ないいだろうけど、これから気長にレストアしてあげよう。



いつの日かまたアツい走りが出来るといいな。

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by gauloi_taichou | 2009-01-06 11:48 | 車/バイク